第108回全国高校野球選手権滋賀大会は23日、大津市のマイネットスタジアム皇子山で準決勝が行われる。第1試合は、昨年の選抜大会に出場した滋賀短大付と公立勢で唯一勝ち残った八幡商が対戦する。第2試合は、夏の甲子園初出場を目指す彦根総合と県内最多となる春夏25回の甲子園出場を果たしている近江によるシード校対決となった。ここまでの戦いぶりを振り返り、ベスト4の対決を展望する。(香山優真)
第1試合 9:00
打線好調の巧者 滋賀短大付
滋賀短大付は、初の決勝進出がかかる。エース西村(3年)は、丹念に内を突くテンポの良い投球が身上だ。打線も主将・北嶋(3年)を中心に1試合平均11安打と好調で、全試合で複数盗塁を決めるなど試合巧者ぶりも見せる。準々決勝では春の県大会優勝の滋賀学園相手に16安打11得点の猛攻で7回コールド勝ちした。保木監督も「この冬取り組んだ打力強化が生きている」と太鼓判を押す。

連係取れた堅守 八幡商
八幡商は、15年ぶりの優勝を目指し、連係の取れた堅守で勝ち上がってきた。3試合の失点はわずか3で、準々決勝でも綾羽打線に十分な仕事をさせず、連覇を阻んだ。投手陣は140キロ台の速球が武器の田上(3年)、制球力が高く試合をつくれる高木(3年)、2年生左腕久保田らタイプの異なる投手がそろう。小川監督も「4強で満足していいチームではない」と自信をのぞかせる。

第2試合 11:30
堅実な試合運び 彦根総合
彦根総合は、堅実な試合運びで初の夏切符を狙う。投手陣は、キレのよい変化球の左腕荒井(3年)と最速140キロの本格派橋本(3年)の二枚看板に、宮崎監督が「素質十分」と期待する2年生右腕・山田が加わり、充実する。1番を打つ主将北山(3年)はここまで4盗塁。足でチャンスをつくり、野谷(3年)、渡辺(3年)ら長打力のある中軸の一打で得点を稼ぐパターンを確立している。

最多出場の風格 近江
近江はコロナ禍の中止を挟んで13大会連続の準決勝進出。攻守の要は、主将の捕手杉本(3年)だ。3回戦では、延長十一回に逆転サヨナラの2点二塁打、準々決勝でも左越えソロと、強打者の風格を取り戻してきた。1メートル88から角度のある変化球を繰り出す元(3年)は準々決勝で完封し、安定感抜群。春の甲子園を経験した上田(3年)も控える。救援で登板する三塁手杉浦(2年)も勝負強い。
