三日月さん4期目決意新た
5日投開票された知事選で、県政史上初の4選を果たした現職の三日月大造さん(55)は当選から一夜明けた6日午前、県庁で報道陣の取材に応じた。自身が提唱し、公共交通の維持のため導入を検討する「新たな税」(交通税)への賛否は選挙戦で争点の一つとなった。三日月さんは「慎重かつ丁寧に議論を積み重ね、結論を得る」と導入に向けた意向を改めて示した。(矢野彰、田中志歩)

交通税を巡る論戦では、新人3人が反対を掲げ、三日月さんは検討を進める立場に立ったが、有権者からは反対意見をぶつけられる場面もあったという。「交通税という言葉が先に歩き、どういう社会や街になるかの説明が十分でなかった」と反省した。
一方で、移動に困る人の声は、批判を上回る勢いで聞いたとして、「今の財源や事業を見直し、国の補助金も活用する。それでも足りない場合の負担の仕組みも、慎重かつ丁寧に議論を積み重ね、結論を得る」と意欲を示した。
参院選と同日程だった前回選は投票率が今回より10ポイント以上高い55・28%に上り、得票率は87%、得票は53万票を超えた。今回は投票率が40・41%と過去2番目の低さで、得票率は66%にとどまった。
こうした結果について、三日月さんは「得票を大きく減らしたのは私の不徳の致すところ。県政への注文や批判、賛同いただけない公約もあったと受け止め、真摯に、謙虚に対応していく」と述べた。
4期目に向けて、医療や福祉、介護の基盤を整え、産業や観光振興、交通と絡めたまちづくりや人材育成に力を入れる、と強調。「おごりやぞんざいな言動のないよう、これまで以上に自戒、自制して務めたい」と気を引き締めた。