多発する特殊詐欺などの捜査に似顔絵の活用を進めていこうと、県警鑑識課は24日、警察署などに勤務する捜査員ら向けの似顔絵講習会を県警本部で開いた。

鑑識課の「似顔絵技能指導員」2人が講師を務め、若手からベテランまでの約20人が参加した。
参加者は、特徴が出やすい目や口などのスケッチ方法を教わった後、目撃者役と警察官役に分かれ、「最もインパクトがあるのはどこ」などと特徴を聞き出す練習を繰り返した。指導員は、目撃者の記憶を特定の方向に誘導しかねないとして、「似ている芸能人は誰か」といった質問は避けることなどを助言していた。
同課などによると、特殊詐欺では、金融機関の職員らになりすました「受け子」が現金やキャッシュカードを受け取ろうと、被害者と喫茶店などで長時間接触するケースが少なくなく、似顔絵は捜査に適しているという。
参加した長浜署刑事課の林崎吉孝警部補(46)は捜査で似顔絵を描いて約20年のベテラン。「合成写真だと具体的すぎて少しでも違うと、聞き込みで『知らない』と言われがち。ある程度抽象的な似顔絵は、情報を広く集められる。昔ながらの方法だが、まだまだ現場で使える」と話していた。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 犯人似顔絵特徴逃さぬ 県警、捜査員向け講習会