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レスラー栗東市職員に 国スポ3連覇藤井さん

レスラー栗東市職員に 国スポ3連覇藤井さん
レスラー栗東市職員に 国スポ3連覇藤井さん
市職員として新たなスタートを切った藤井さん(栗東市役所で)

スポーツ振興 選手育成に力

 栗東市を会場に行われた昨秋の国民スポーツ大会(国スポ)レスリング男子のグレコローマン87キロ級で3連覇を果たした県立栗東高出身の藤井達哉さん(28)が、今春から同市職員として新たなスタートを切った。「試合より緊張した」という試験を突破し、仕事に競技、後進の育成と充実した日々を送っている。(河村真司)

 藤井さんは5歳からレスリングを習い始めた。「柔道もしていたので、自分に合う」と、投げ技主体で上半身だけしか攻撃できないグレコローマン種目で戦ってきた。

 進学した青山学院大では全日本学生選手権で3年連続優勝。パリ五輪の代表入りこそかなわなかったが、昨年12月には全日本選手権(82キロ級)を制し、実力を示した。

 企業に所属し、社会人選手として競技を続けていた2024年末頃、国スポの選手層強化のため、県スポーツ協会から特別指導員にと声がかかった。主戦場の82キロ級は非五輪種目。30歳を超えたら「大ベテラン」と呼ばれる競技の特性もあり、現役引退後のセカンドキャリアを考える中で「ふるさとに帰るなら」と、市職員になることを決意した。

 国スポ3連覇を目指す練習と並行して公務員試験の勉強に取り組んだ。昨年6月下旬に1次試験がスタート、最終の3次試験は国スポ本番まで1か月を切った9月7日にあったが、無事に合格をつかんだ。

国民スポーツ大会で戦う藤井さん(栗東市提供)
国民スポーツ大会で戦う藤井さん(栗東市提供)

 4月から市教育委員会スポーツ・文化振興課に配属され、自治会などと協力してボッチャなどのスポーツ普及活動をしたり、陸上大会の運営を手伝ったりしている。「国スポで働く市や県の職員を見て『いいなあ』と思っていた。市民のために働いてみたかった」とやりがいを感じる日々だ。

 毎日のようにマットに上がっていたこれまでとは違い、練習はなかなかできなくなった。それでも、全日本王者として4月上旬にはキルギスで行われたアジア選手権に出場。準々決勝で敗れて7位に終わったが、「外国選手と戦って刺激を受けた」と、競技に向き合う気持ちが再燃した。

 市内で週2回、小学1年~中学生のジュニア選手を指導しており、後進育成にも熱が入る。竹村健市長は「国スポのレガシー(遺産)として象徴的。第2の藤井を育ててもらいたい」と期待する。

 「国スポで高まったスポーツ熱を途絶えさせてはいけない」と藤井さん。日本一のレスラーが「栗東レスリング」の裾野を広げていく。

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