子どもの死亡事例を検証する「チャイルド・デス・レビュー(CDR)」の県推進会議は、乳児の睡眠中の窒息死を防ぐため「赤ちゃんの安全な寝かせ方ガイド」と題するパンフレットを作成した。県内でも添い寝などの睡眠環境に関連した死亡例が出ているとして警鐘を鳴らしている。
推進会議はCDRの制度化に向けたモデル事業として、2020年度から県内の18歳未満の子どもの死因を分析している。25年度の結果では、対象となった約50人のうち病死や自然死は74%で、外因死は自殺、窒息、溺水の順だった。
睡眠環境に関連した死亡は3例だった。これまでにも、添い寝や添い乳の最中に布団や体が覆いかぶさって乳児が窒息死するケースなどが散見されたことから、推進会議は実例などを教訓にパンフレットを作成。添い寝、添い乳、うつぶせ寝などの危険性を指摘した。今後、市町が行う新生児訪問の際に保健師や助産師から配布してもらう。
推進会議会長の一杉正仁・滋賀医科大教授は「生後数か月頃までは寝返りも打てず、一番危険性が高い。睡眠環境に関する死を防ぐ指導を続ける必要がある」と話した。
赤ちゃんの安全な寝かせ方
◆あおむけに寝かせる
◆添い寝はせず、保護者らと同室の専用の布団で寝かせる
◆衣服や空調で温度調整する。掛け布団は胸の高さまで
◆敷布団は固めで平らなものに
◆寝具の隙間をなくす
◆添い乳は見守る人がいる状況で
(県推進会議のガイドより)