知事選(7月5日投開票)は20日、告示後初の週末を迎えた。梅雨空の下、各候補者は駅前などの人出が見込めるスポットのほか、県北部や離島などを精力的に回り、有権者に支持を呼びかけた。

新人で元栗東市職員の大隅元侍候補(42)は、陣営スタッフが知人らに限られることもあり、ポスターを貼りながら守山市や近江八幡市などを選挙カーで回り、JR近江八幡駅などで街頭演説も行った。
取材には「行政経験があり、チームを動かす知事になれる」とアピール。「知名度はほぼゼロ。多くの人に認識してもらいたい」と、SNSでの発信にも力を入れるという。
新人で共産党県委員会副委員長の坪田五久男候補(67)は、野洲、守山両市の商業施設周辺などを車で回り、政策を訴えた。
午後には個人演説会を開き、争点の一つで、現職が唱える「新たな税」(交通税)について「きっぱりストップする。公共交通は予算を組んで対応する」と主張した。支持母体の「明るい滋賀県政をつくる会」のメンバーらとJR草津駅前で街頭演説も行った。
現職の三日月大造候補(55)は、JR永原駅(長浜市)から活動をスタート。米原、彦根両市も車で回った。午後には船で琵琶湖の離島・沖島(近江八幡市)に渡り、集まった島民に医療・教育を充実させ、島の通船を守る支援をすると主張した。
取材に「できるだけ全県を回り、1人でも多くに私の思いを届け、県民の願いや思いを聞いていきたい」と意気込みを語った。
新人で会社員の坂本正明候補(57)は、JR草津駅前や彦根城周辺での演説を計画していたが、雨天のため予定を変更。選挙ポスターやチラシの作成、今後の街頭演説のスケジュールを練るなど活動の準備に奔走した。
看護師や保育士らの処遇改善や負担軽減などを訴えており、取材に対し「インスタグラムなどで具体的な政策や財源について発信していく」と語った。