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コメ新品種「ことさんさん」 県、登録出願 暑さ強く

来年以降 栽培本格化

 県は7日、暑さに強いコメとして独自に育成していた新品種を「ことさんさん」と名付け、品種登録を農林水産省に出願したと発表した。近年の猛暑で品質が低下しているキヌヒカリに代わる品種として期待されており、来年以降、栽培を本格化させる。

 県内の水稲の作付面積は約3万ヘクタールで、うち約17%にあたる約5000ヘクタールがキヌヒカリ。ただ、夏の高温でキヌヒカリは白く濁った「白未熟粒」が増え、2025年産は1等米の割合が約2割にとどまるなど品質の低下が深刻で、農家から暑さに強い品種を求める声が上がっていた。

 ことさんさんは、県農業技術振興センターが、 早生 わせ の「レーク65」、 晩生 おくて の「にこまる」という暑さに強い2品種を交配し、09年から育成してきた。栽培試験ではキヌヒカリより1割多く収穫でき、白未熟粒も少なく品質も優れていた。おいしさはコシヒカリと同程度という。

 ことさんさんは「湖都(こと)」の滋賀でさんさんと輝く太陽の光を浴びるイメージから命名された。今年は約10ヘクタールから作付けを始め、県などでつくる近江米振興協会は30年に5000ヘクタールまで増やしたいとしている。

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