町、「交流会」にふるさと大使委嘱
日野町は、850年以上続く日野祭の祭り

日野祭は県指定無形民俗文化財で、毎年5月に各町の曳山が「馬鹿囃子」「屋台」「大間」といった代表曲を奏でながら町内を巡る。少子高齢化による担い手不足を背景に2007年6月に結成されたのが交流会で、現在は10~70歳代の47人が活動。笛、大太鼓、小太鼓、すり
中村会長は同町のLPガス販売会社の代表を務めており、東日本大震災翌月の11年4月、同町が文化交流をしていた会津若松市を事業者有志と訪問。災害支援として避難所3か所に仮設風呂を設置したところ、住民らに好評だったため、同年10月まで続けた。
中村会長は、撤去時に再び同市を訪れた際、当時の市長に「会津まつり」への参加を要望。翌年9月から、氏郷らを顕彰する「会津藩公行列」の先頭でお囃子を披露しており、同町と同市の〈架け橋〉となった。
最近は、近江日野商人が江戸時代に出店を設け、本宅のある日野と行き来した埼玉、群馬両県や近畿地方にも遠征。年間30回のステージをこなし、同町の知名度向上や観光振興に貢献してきた。
ふるさと大使は、22年7月に委嘱された町出身のフリースタイルスキー女子モーグル元五輪代表、伊藤みきさんに続き2例目となる。2月25日にあった委嘱式で、堀江和博町長は「(交流会は)氏郷公や近江日野商人の縁が結んだ交流を続けてきた」と評価。中村会長は「たいへんなお役目を頂戴した。先人が築いた人と人とのつながりをさらに広げ、深めたい」と応じた。